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2022.12.28

『ウクライナ支援チャリティコンサート~芸術と文化の復興のために~』を紀尾井ホールにて開催致しました

去る12月20日に当社主催の『ウクライナ支援チャリティコンサート~芸術と文化の復興のために~』を紀尾井ホールにて開催致しました。本コンサートの趣旨にご賛同いただいた700名以上の方々で、会場は埋め尽くされました。心より感謝申し上げます。

坪井直樹さんの司会進行で公演が始まり、角田鋼亮さんが東京フィルハーモニー交響楽団を指揮し、7人のアーティストが次々に演目を披露していくと、会場は静まり返って観客の皆さんが楽曲に引き込まれていくのが感じられました。なかでも、前半の部で第二次世界大戦後のウクライナ人の独立闘争を描いた劇中の楽曲、スコリフの『メロディ』は、印象的でした。感傷的なメロディーをウクライナのチェリスト、ヤーナ・ラヴロワさんが弾き終えると、会場からは大きな拍手が湧きあがり、招待されたウクライナ避難民の方たちは、ウクライナ国旗を翻し総立ちとなりました。

インターミッションを挟んで、後半の部の最初のウクライナ民謡『空を見上げて』は更に印象的でした。苦しみを忘れようと空を見上げる時の切ない感情が、テノール歌手の工藤和真さんにより見事に歌い上げられると、ウクライナ避難民の方は、感極まり号泣して、総立ちとなり、なかなか拍手が鳴りやみませんでした。クライマックスで、超難度のヴィエナフスキー作曲の『ヴァイオリン協奏曲第1番』を11歳のHIMARIさんが弾き終えると会場からは、ため息交じりの驚嘆とともに万雷の拍手が沸き起こりました。

会場でも多額の募金をいただき、金額は749,856円となりました。800万円近くとなるチケットの売上金と併せて、すべて在日ウクライナ大使館を通じてウクライナの文化と芸術の復興のために寄付させていただきます。改めまして、本コンサートの趣旨にご賛同いただき、チケットをご購入いただきました皆様、ご来場いただきご寄付を戴きました皆様方に厚く御礼申し上げます。ウクライナにどこまでも透き通る青い空と実り豊かな黄色の小麦畑が戻ってくることを祈念しております。


昨年12月20日に紀尾井ホールにて、弊社が主催して開催しました『ウクライナ支援チャリティコンサート~芸術と文化の復興のために~』について、予想を超えた反響があり、ご来場者の皆様から多数の感想が寄せられました。一部となりますが、以下に掲載致します。

〇 ウクライナ支援コンサート大変楽しく聴かせていただきました。クラシックの知識がないド素人ですので、アナウンサーの解説のおかげでより深く楽しむことができました。バイオリンのHIMARIさんの演奏は堂々と小学生とは思えない迫力で圧巻でした。生で演奏を聴くことができて幸せでした。お誘いいただきありがとうございました。(S.S.様)

〇 素敵な音色を生で聴くことができ、非常に貴重な体験となりました。ウクライナのチェロ奏者の方が演奏された際には、心にジーンとくるものがあり思わず涙がこぼれそうになりました。今後も機会がございましたら、是非もう一度聴きたいです。(U.H.様)

〇 クラシックコンサートとは縁のないものではございますが、まずはオーケストラの迫力に驚くと同時に、NHKにて拝聴したHIMARIさんのソロ演奏に圧倒されてしまいました。そしてこの機会に生で拝聴出来たことがとても価値あるものだと確信致しました。
込められた音色は特に心に響くものがありました。この度はこのような貴重な機会を頂きまして有難うございました。(K.K.様)

〇 先日のコンサートの演奏は曲の選択、演出も含めて素晴らしいものでした。

私の隣にウクライナの方3人がおられ、ヤーナ・ラヴロワさんのチェロの演奏では皆泣いていました。私の妻はもらい泣きし、私は涙がこぼれないように上を向いてました。後半の部のウクライナ民謡の演奏時は、言葉はわからないのに、気がつくと自分自身がウクライナ避難民の方たちと一緒にその民謡をうたってました。
公演終了後にその方たちとお話しをする機会がありました。母親と子供はキーウの出身、他の何人かは惨劇の有ったブチャ出身だそうです。ヤーナ・ラヴロワさんのお母さんは向かい側の席にいたそうです。お別れの時に「ウクライナ頑張って」と励ましたところ、子供からメッセージを頂きました。こんな小さな子が、悲哀を味わってるのかと思うとやり切れませんでした。当社がこのようなウクライナ支援チャリティコンサートを開催することができ、少しでもこの子たちの助けになれたことを誇りに思います。(弊社社員S.T.)

〇 社会人になってから、オーケストラ等の演奏を聴く機会が減ってしまい、久しぶりにホールに足を運ぶだけでワクワクしておりましたが、東京フィルハーモニーの素敵な演奏に加えて、ウクライナ出身のヤーナ・ラヴロワさんやHIMARIさんなどの豪華なゲストもあり、とても楽しく幸せな時間を過ごさせていただきました。学生時代に自分も演奏したことのある曲も聴くことができ、素晴らしい演奏とウクライナへの音楽を通したあたたかい支援を感じ、また楽器を演奏したいと思うきっかけになりました。今後も機会がございましたら、ぜひ同和ライン様主催のコンサート等に伺えればと存じます。(S.M.様)

〇 ウクライナ支援チャリティコンサートでは大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。私自身は生でクラシックの演奏を聴くことはおろか音楽ホールに入ることすら初めての経験でした。クラシック音楽といいますと今までは静かにリラックスして楽しむものという印象を持っておりましたが、当日生の演奏が始まりますと、様々な楽器の音色の調和や歌声の力強さ、繊細さに驚き、とても良い意味でリラックスするどころではありませんでした。特に「誰も寝てはならぬ」や「山の魔王の宮殿にて」では音楽を聴いて初めて鳥肌が立つ程、興奮し感動させて頂きました。また、HIMARIさんがアメリカのフィラデルフィアで学ばれていると伺い、アメリカ等の海外で生活し、勉強してきた身として大変僭越ながら現地での苦労を図り知ることができ、その点も相まってHIMARIさんの演奏はとても私自身の胸に刺さるものでした。私の人生にクラシックコンサートという新しい世界との接点を与えていただきまして、本当にありがとうございました。(I.R.様)

〇 ウクライナに対して何も行動を起こさなかった自分に支援という形に表せる機会を頂けたことに感謝致します。もしこのコンサートに参加しなければ、いつものように何もせず口先だけウクライナを心配する自分がいたと思います。ヤーナ・ラヴロワさんの演奏を聴き、本当に悲しく涙が出そうになっていましたが、会場にいたウクライナの方々の声援に笑顔で手を振っているヤーナさんを見ていた時に・・なんて日本は・・そして自分は恵まれているのだろうと感じ、ちょっとしたことに不平不満を言うことを恥ずかしく思いました。音楽の事はわからない自分が紀尾井ホールで音楽を通じて何かを感じることが出来ました。人生で初めての経験が出来ましたことを改めて感謝致します。(S.T.様)

〇 ウクライナ支援コンサートありがとうございました。クラシックの知識が全くなく聞かせて頂きましたが、生演奏の迫力に感動致しました。ウクライナ出身のヤーナ氏の演奏には故郷への気持ちが込められていることがすごく伝わり、平和についてあらためて考えるきっかけとなりました。HIMARI氏の演奏は素人が聞いても表現力が素晴らしく、圧倒されました。今回拝見させて頂けたことは、本当に貴重な経験で感謝しております。ありがとうございました。(S.R.様)

〇 クリスマス ホリデーシーズンに相応しい華やかなコンサートで大変感動しました。
ヴァイオリン、チェロ、テノールそれぞれの魅力に引き込まれました。貴重な機会をいただきありがとうございました。(S.E.様)

〇 戦禍のニュースは入ってきますが、なかなか支援ということができなかったのでこのような機会を与えてくださり感謝です。馴染みのある曲から、全く知らなかった曲まで、クラシックと言えども、全くジャンルの違う曲目、そして歌、チェロ、バイオリンで全く飽きずに聞くことができました。最後のクリスマスメドレーも楽しく素晴らしかったです。
ヤーナさん親子が日本の支援者を頼って避難されていることを、偶然テレビ番組で拝見していたこともあり、また演奏されたウクライナの曲が悲しくも美しい曲で、胸にくるものがありました。HIMARIさんは、とても11歳には思えない堂々とした演奏と「超絶技巧」と言われるバイオリン協奏曲を軽やかに演奏されていてまさに圧巻でした。東京フィルを従えての演奏で、素晴らしかったです。歌手の方も素晴らしく、またお母さんの吉田さんも繊細な音色で、そして若手チェロ奏者の水野さんの深く力強い演奏も聞くことができて、まさに盛沢山で大満足のコンサートでした。大変聞きごたえありました。(K.K.様)