研修制度

Training Program

研修制度

入社研修

入社後、約1週間の新人研修を行い、その後配属先で実務を経験しながら研修を行います。先輩社員がサポートしながら海運業に必要な専門知識を身につけてもらい、また海外拠点での業務研修や社内部署間の異動によるジョブローテーションも経験しながら、最終的に各自の適正にあった部署への配属となります。

乗船実習

新卒入社1年目に乗船実習研修があります。当社運航船舶に約3ヶ月実際に乗船し、船員と生活を共にし、語学力の向上や業務への理解を深めます。

留学制度

2010年に留学制度を導入し、同制度を利用して7名を派遣しています。

海技者育成研修 – 国立清水海上技術短期大学

今日、便宜置籍船による外国籍船数の増加とフィリピンやインドをはじめ、外国人船員の増加から、かつての日本商船隊も規模が激減、日本人船員が少なくなり、日本の海運会社にとっても将来を担う若手海技者の獲得が難しい環境が難しくなってきている現状があります。そこで当社では4年生大学出身の新入社員を航海・機関両方の海技免状が取得出来る国立清水海上技術短期大学へ2年間派遣し、育成しています。

スペイン語語学研修 – チリ・カトリカ大学

運航船の主要航路が北中南米カリブ海域を中心とした営業活動からスペイン語を母語とするお客様との取引や、港への寄港が多く、業務上スペイン語に触れる機会が多く業務上のコミュニケーションでも必要となることから、南米の中でも有数の経済国であるチリ・カトリカ大学へスペイン語習得のため、半年程度の期間派遣をしています。

研修制度経験者へのインタビュー

Faq

利用した研修制度について教えてください。

私の場合は、入社1-2年目に国立清水海上技術短期大学校へ2年間、入社6年目にチリ・カトリカ大学へ8か月と留学制度を2回経験させて頂くことが出来て、清水海技短大では4級航海・機関海技免状の取得、またカトリカ大学ではスペイン語能力検定DELE(Diplomas de Español como Lengua Extranjera)のレベルB1に合格し研修を終える事が出来ました。

具体的な研修の内容について教えてください。

清水海技短大では1年目は座学で基礎を勉強し、2年目は練習船乗船による実技経験が9か月(私の場合、銀河丸と帆船日本丸に乗船)、最後の3か月は海技試験に向けての勉強で、卒業後直ぐに行われる海技試験(面接)を受験して研修が終わりました。カトリカ大学での研修では、ホームステイをしながらカトリカ大学の外国人向けスペイン語コースに通い約半年間でスペインの文部省傘下のInstituto Cervantesが運営するスペイン語能力検定のDELEのレベルB1 の合格を目指すといった内容でした。

研修制度を利用して、いかがでしたか。

研修中や研修を終えたばかりの頃はなかなか実感しづらかったのですが、実務経験の年次を重ねていくうちに当時勉強した事が、徐々に運航管理実務の様々な場面で活きている事を日々実感しています。船長、荷主、代理店等との海技知識を必要とする打ち合わせでも大変役立っています。また船舶の運航管理は基本的に英語で行われ、英語を母語としない国の取引先や現地代理店の担当者も英語でのコミュニケーションが取れますが、運航船が頻繁に入港するスペイン語圏の国の中には、重要書類がスペイン語のみで記載されている事も多く、業務の中でスペイン語力が活きていることを実感しています。

新入社員や中途採用の方へのメッセージ

新入社員や中途採用の方へのメッセージ

入社1-2年目の短大研修時は高校・大学時代の同級生が社会人として実務経験を積み始めている中、周りに比べて出遅れているといった焦りや不安を感じていた時期がありましたが、今となっては2度の研修を通じて専門知識を習得出来たことは海運マンとしての長いキャリアの中のしっかりとした土台を積み上げられたと感じています。今後も当社の経営方針に必要な人材育成にさまざまな留学・研修制度が計画されると思います。採用面接時、入社後、そのチャンスが巡ってきた際には、ぜひ果敢に手を挙げてチャレンジして欲しいと思います。

資格取得補助制度

「経営・法務」「情報」「語学」「総務・人事」「経理」「不動産」「海事・技術」といった7分野に関する約50の公的資格を対象に、難易度に応じて報奨金5万円、10万円、20万円、50万円を支給する制度です。社員一人一人の成長が会社の発展に結びつくという考えの下、社員の自己啓発に役立ててもらいます。

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