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SDGs活動目標選定のプロセス

当社では、全社員が一丸としてSDGsに取り組むため、下記のプロセスをもって取り組むべき社会課題の選定を行いました。

当社がSDGsに取り組むにあたり、当社特有のビジネスモデルをSDGsのフレームワークにどのように適合させるかを各部署から選ばれたSDGs委員によって議論をいたしました。

当社は貨物輸送契約を締結するチャータリング業務と船舶の運航管理を担うオペレーション業務、そして創業以来150隻以上の新造船建造に携わってきた監督業務と保船業務に特化したビジネスモデルで海運業を展開しております。

環境意識の高い地域で営業活動を行っているため、従前より排出ガス規制、バラスト水規制等、常に先駆けて環境規制対策を行っております。
海運業においては環境に配慮した船舶の調達、運航をはじめ、不動産業においては環境に優しいビルの建設、更にオフィスの環境対策などの日常業務に至るまで自社のビジネスモデルにおいて出来得る最大限のことを各部署で見直しました。
今後は自社で出来得ることに加えて、運航する船舶に関して取引先にもSDGsの理念を共有し、推進していく体制を構築いたします。

  1. STEP.01

    社会課題の抽出

    同和ライン全部門の代表者から構成されるSDGsチームが当社が事業展開をする中で、世界共通の社会課題や当社が特に対処すべき社会課題を整理し、SDGsのガイドラインに則って、重要な社会課題のリストを作成

  2. STEP.02

    重点社会課題の特定

    Britannia P&I CLUB 等の外部有識者の意見に基づいて絞り込みを行い、数値的な目標をもって取り組むべき社会課題を、海運会社として最重要されるべき“安全”、”人”、“環境”に関わる3点のカテゴリに特定

  3. STEP.03

    SDGs活動目標の選定

    SDGsの17のゴールとSTEP2で策定した重要課題と整合性を確認し、”安全”, “人”, “環境”の3点に関わる社会課題への取り組みを当社のSDGs活動目標として選定し、取締役会にて承認

活動状況のモニタリング

当社は、SDGs活動目標の達成に向けて各部門で具体的な数値目標を設定し、通常の業務フロー上にモニタリング体制を組み込むことで社員一人一人が日々SDGsへの取り組みにコミットしています。​
特に当社が特定したマテリアリティ「環境」に関して、海運業界では各企業の事業活動が地球環境に与える影響が大きいため、長年にわたってIMO(International Maritime Organizationの略で、海運・造船に関する技術的問題や法律的問題について、政府間の協力の促進や条約の策定等を行っている国連の専門機関)による規制・ガイドラインが設けられてきました。​
​当社では、IMOの規制・ガイドラインに対応するためこれまでに築き上げた組織体制を、SDGs活動目標のモニタリング体制へと昇華させております。